安くて質の良いツーバイ材(2x4・1x4)の買い方完全ガイド(1)ホームセンター選び編

(1)ホームセンター選び編


このブログのアクセス状況を見てみると、以外に多いのが、
ツーバイ材(2x4材)をホームセンターで買う
というテーマの記事です。
「ツーバイ材選び」というテーマに興味をお持ちの方が多いようなので、もう少し掘り下げてみようと思います。

今回は「どこのホームセンターでツーバイ材を買えば良いか?」という点です。

自宅に近い、というのはもちろんですが、私の経験ではツーバイ材の購入に関しては下記の基準を満たしているホームセンターでの購入をおススメします。

いくつか自宅から行ける範囲のホームセンターで候補を決めたら(3店舗くらいは欲しい)、それぞれに電話して下記を聞いてみましょう。

大体親切に教えてくれると思います。教えてくれないような不親切なところは候補から外しても良いかと。

1. 購入予定のツーバイ材が屋内で販売されているか?

特にこのブログで紹介しているベッドのような大型の家具を作る場合、12フィート(約38×89×3650mm)の2x4 SPF材を多く使用します。私がホームセンターを選別した際、この12フィートが屋内で販売されているかどうかが大きなポイントでした。

ホームセンターで買える木材の中で最も安価な部類に入るのが2x4(ツーバイフォー)のSPF材です。(普通ツーバイフォー材と言えばこれを指します)

大体600-900円程度で売られていると思いますが、場所も取り、かつ価格が安いため、店内スペースに余裕のない店舗では屋外スペースで販売されていることが多いです。

【2022/6追記】
現在はウッドショックの影響で木材が高騰しています。だいたい、1,000-1800円くらいで売られていることが多いみたいです。

ただ、このページで紹介しているベッドのように屋内で使用する家具のDIYをしたい場合、やはり屋外保管のものは風雨にさらされていたり、埃で汚れていたりと質が悪いことが多いです。

一般的なSPF材で最も長い12フィートの2x4材が屋内で売られているのであれば、品質的には期待が持てるといえます。

また、真夏や真冬は屋外での選別作業もつらいものがあるので、屋内販売の店選びは結構重要です。

2. 使いたいツーバイ材の種類・長さの在庫数は多いか 

ツーバイのSPF材は安価ゆえ、かなり品質にバラツキがあります。私がベッドづくりのために訪れたホームセンターでも、(屋内陳列ですが)まあまあ問題なしと判断できる材料はだいたい4~5本に一本の割合でした。

これを店頭で選別しなければならないので、使いたい本数の4~5倍の在庫が必要ということになります。

と、なると例えば10本のツーバイ材を買わなければいけない場合、40-50本くらいの在庫があることが必要になります。ざっくりでいいので、使いたい材の在庫数(店頭での陳列数)を聞いておきましょう。

在庫が少ないと質の良いものはすでに売れてしまっており、低品質なものしか売れ残っていないということにもなりかねません。

3. 価格が安いか?

もちろん、価格が安いことも重要です。このブログで紹介しているベッドでも10本以上使うので、例えば1本あたり600円で買う場合と900円で買う場合では3,000円以上のコストの差が出ます。安く買えるに越したことはないでしょう。

では、「安かろう悪かろう」で価格が安い場合は質が悪いのか、というと私が今まで見たホームセンターでの感覚では価格と質はあまり関係ないと思います。

質はどちらかというと上で述べた保管状態や在庫数の要因が大きいでしょう。

もう一点注意が必要なのは「同じ系列のホームセンターでも店舗によって価格が違う」ということす。例えば、ウチから行ける範囲にある「ビバホームXXX店」と「スーパービバホームZZZ」では価格が違ったりします。

私が調査したところでは、やはり地価が高い(都心に近い)ホームセンターでは価格が高めのところが多かったです。売り場面積が関係するのでしょうか。

4. パネルソーで木材カットサービスをしているか

自身で木をカットされる方はあまり関係ないですが、大体のホームセンターには木材のカットサービスがあります。直線であれば30-50円/1カットで切ってくれますが、そこそこ大型のホームセンターではパネルソーという大型の機械でカットしてくれます。

ホームセンター パネルソー イメージ
パネルソー(島忠ホームズ北赤羽店にて)

パネルソーでのカットは精度が良く、切り口がきれいなので、カットサービスを利用される方はパネルソーで切ってもらえるかも確認した方が良いと思います。

5. 軽トラの無料貸し出しサービスがあるか?

6フィート(1820mm)を超える長さの木を持ち帰る場合、軽自動車ではかなり難しくなります。

私がベッドを作った際、最も長いもので2,300mm程度でしたが、小型車での運搬はほぼ不可能です。少なくともセレナ・ステップワゴンクラスくらいの荷室が必要でしょう。

そのような木材が必要で、かつ車のサイズが小さい場合、ホームセンターによっては軽トラの無料貸し出しをしているところがあります。

これは30分程度の間、そのホームセンターで買ったものを持ち帰る用途に限って無料で軽トラを貸し出すサービスです。材木の長さと車のサイズにより、このサービスの有無も確認することを忘れずに。
 
以上を目安にホームセンター選びをしていただければ、ツーバイ材選びについて店選びの段階で失敗することはないかと思います。

ホームセンターでの木材の選び方については次回、
「木材の選び方」編をご覧ください。

いかがだったでしょうか? 
このノウハウを活かして、ぜひツーバイ材ベッド製作にチャレンジを!
細かい手順は下のリンク から!部屋の広さや高さに応じて8タイプをご用意しました。
 
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