安くて質の良いツーバイ材(2x4・1x4)の買い方完全ガイド(2)良い木材の選び方編

(2)木材の選び方編

前回、(1)ホームセンター選び編 にて、ツーバイ材(2x4ツーバイフォー・1x4ワンバイフォー)を買うためのホームセンター選びについてお話ししました。
安くて質の良いツーバイ材(2x4・1x4)の買い方完全ガイド(1)ホームセンター選び編
今回は目的のホームセンターを見つけた後、そこでどのように良いツーバイ材を選べば良いかという話をしたいと思います。
ホームセンター ツーバイ材売り場

SPF材は安価ゆえ、質の悪いものが多くあります。上記の写真のようにかなり大量の木材が横積みで積まれているケースが多く、取りやすい上のほうの木材はすでに他の客によって選別ずみで粗悪なものが多いです。

頑張って上のものをどかしながら、なるべく今まで手付かずの下のほうから探すようにします。立てかけてある場合も奥のほうを探すと質の良いものが選べる確率が高くなります。

また、選別の際は素手でやると木の割れなどでケガをすることがあるので、必ず軍手などを着用しましょう。また、ヤニなどが服に付く可能性もあるので、汚れても良い服装で来店した方が良いでしょう。

※2022/4追記
 上記は2018年の撮影画像です。2022/4現在、ウッドショックによる木材高騰により、ホームセンターでの販売価格がも2倍近くに高騰しています。
【カインズ・スービバ】2021年の「ウッドショック」でツーバイ材・ワンバイ材はいくら値上がりした !? 2019年と比較してみた(2022/1更新版)
さて、いよいよ選別ですが、私の経験上から言えば、「全てが完ぺきな木材はほとんどない」と言って良いかと。特に本数が多い場合は多少の妥協は必要かと思います。
選ぶ時のポイントを下記に挙げておきます

  1. ソリが少ないこと
  2. 割れ・キズがないこと
  3. 大きな節(によるデコボコ)がないこと
  4. ヤニが付着していないこと
では、一つずつチェックポイントを見てみます。

1.ソリが少ないこと

天然の材木は乾燥する工程でソリが生じます。ソリが大きいと組み立てがうまくいかなかったり、見た目が悪くなったりしますので、なるべくソリが少ないことが重要です。
チェック方法としては、

床に置いてみる

屋内販売していることが前提となってしまいますが、一番簡単な方法です。床に置いてみて明らかに片方が浮いてしまったり、中央部に隙間があいてしまうような大きな曲がりがないことを確認してください。タテ・ヨコの二方向で確認することも忘れずに。

木口から向こう側を覗いてみる

屋外販売や、床に置くスペースがないような状況であったら、木口(木の切り口)から向こう側をのぞいてみましょう。大きな曲がりはチェックできるはずです。

2.割れ・キズがないこと

カットする段階や輸入の過程で(SPF材はたいていカナダなどからの輸入材です)角が割れていたり、乾燥の工程で節の部分から亀裂が走っているものが多くあります。見た目にも悪く、手に触れるとケガの恐れもありますので、このようなものも除外してください。

3.大きな節(によるデコボコ)がないこと

木材は枝が生えていた場所に節(黒っぽい丸い模様)があります。これが全くない木材はほとんどないのですが、節の状態によってはそこが穴になっていたり、デコボコになっていたりします。

特に木材のカド部分に節が来ていると、その部分が欠けていて、触ると手をケガするような事態になる可能性がありますので、(軍手をした手で)撫でてみて、大きなデコボコや引っ掛かりがないことを確認してください。

繰り返しますが、「節がまったくない木材はほとんどない」ので、節がないもの探しにこだわりすぎると選別が大変になります。形状に大きな問題がなければ節も天然木の「味」として受け入れましょう。

4.ヤニが付着していないこと

木材の表面に「ヤニ」と呼ばれるベトベトした液体が出ていることがあります。これは洗ってもなかなか落ちない厄介な存在で、服などに付くと大変です。表面に液体のようなものがないか確認します。

1本そのような木があると、その木に接していた他の木にも付着してしまっているかもしれないので、それも避けましょう。

上記のようなポイントで木材を選別すれば、大きな失敗はないかと思います。

いかがだったでしょうか? 
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