1x4材を使ってDIYでダイソンハンディ掃除機の収納棚を作る!設計図と製作工程を大公開!

 意外と置き場に困る!?ハンディ掃除機

皆さんはダイソンなどのハンディ掃除機をお持ちですか?
こういうやつ。とっても便利ですよね!
ハンディ掃除機は小さくて便利ですが、横向きに置くにはいい置き場所がなかったり、意外と場所を取ったりすることがあります。

また、吸ったゴミがよく見える構造なので、使用しない時はできれば人目に付かないようにしたいところです。

今回はハンディ掃除機を縦向きに置ける収納棚の作り方を公開します!

【注意!】
本ブログは製作方法をアドバイスするものであり、製作物の安全性、耐久性を保証するものではありません。製作者・ご使用者におかれましては製作物においては十分に強度等の安全性を確認した上で、製作者・ご使用者の責任において製作・使用してください。

縦向きに置くとほとんど場所も取らず、ハンドルにすっと手が伸ばせてとても取りやすくなります。完成品はこんな感じ。

完成寸法は下記のようになります。

縦長なので、設置場所は隙間を利用できます。上段には掃除機を、下段には小物を入れることができます。下段は充電器やノズル各種を入れるのにちょうどよい大きさです。

必要な材料と道具はコチラ!

<材料>
  • 1x4 SPF材 6フィート(1,820mm) 6本
  • コーススレッド(木ねじ) 41または45mm 約40本
    ※スリムタイプ(スリムスレッド)が望ましい
  • 木ダボ 直径6mm 長さ20mm 約40本
  • 平丁番 2個
  • つまみ 1個
  • キャッチ(ラッチ) 1個
  • 木工用ボンド
<道具>
  • インパクトドライバー(または電動ドライバードリル)
  • マーキングポンチ
  • ハンマー
  • クランプ(ハシガネ)(ない場合は荷造り用のPPバンド)
  • ジグソー(ない場合はドリルと金ヤスリで代用可能)
  • カンナ(ホビー用でも可)または金ヤスリ
  • サンドペーパー

材料の木取りは?

材料は以下のように木取りします。
高さを変更したい場合は850の板と300の板の長さを同じ長さで増減してください。
材料カットは電動丸ノコなどをお持ちでない場合は、ホームセンターのカットサービスを使った方がきれいにカットしてもらえます。

特にDIY初心者の方は利用した方が良いと思います。

板矧ぎ(いたはぎ)とは何か?どうやるのか?

今回、1x4材で幅広の板を作るので、板矧ぎ(いたはぎ)という作業を行います。

板矧ぎとは、板の幅方向を接着して幅を増やす作業です。

まず、3方向の側板を作るため、3枚合わせ×2セット、2枚合わせ×1セットの板矧ぎをします。

それ以外の板は全て2枚合わせの板矧ぎになります。
板矧ぎにはいろいろな方法がありますが、ここでは木ダボマーキングポンチを使う方法をご紹介します。

マーキングポンチとはこのようなモノです。

まず片方の板の木端に木ダボと同じ直径の穴を2~3か所ドリル等で空けます。
マーキングポンチを入れます。
幅方向をしっかり合わせた状態で、もう片方の木端を押し付けて、マーキングポンチのとがった部分で相手の板の穴位置をマーキングします。
マーキングポンチの印に合わせてドリルで穴をあけます。
両方の板の穴と木端に木工ボンドを適量塗り、穴に木ダボをハンマーで叩き入れ、シッカリ密着させ、木工ボンドが乾くまで1日放置します。
この時、下記のようなハシガネがあればしっかり固定できます。
2本のクランプ(ハシガネ)で両側を固定するのがベスト。

クランプがない場合は荷造りなどをするときのPPテープ(ビニールヒモ)など縛って構いません。しっかり密着させて固定してください。

最終的に、以下のような板のセットが出来上がればOKです!

板の加工(ノズルを通す穴あけと扉板の幅調整)

上段の棚板にはハンディ掃除機のノズル部分を入れる穴を開けます。

ジグソーがあれば曲線を切れるのでベストですが、もしジグソーがない場合はドリルで曲線に沿ってたくさんの穴を空けて板をくり抜き、金ヤスリで木口を削れば何とかなります。
その他の方法としては、棚板(上)の板矧ぎをする前に、ノコギリでそれぞれの板に三角に切り込みを入れ、板矧ぎしたときに四角形の穴が開いている状態にするというのも手でしょう。

いずれにしても、お持ちのハンディ掃除機のノズル部分の大きさを測って、やや余裕を持った大きさ(かといって本体が落ちないように)の穴を開けましょう。

また、扉板はこのままの寸法だとぶつかって本体に入りません。
そこで幅を1~2mm程度、カンナや金ヤスリで削る必要があります。

カンナはホビー用のものでも十分なので、あると作業が楽でしょう。

塗装をされる方は今!

今回の作品は組立後の塗装が難しいので、組立前に塗装するのがおすすめです。

組立時に木工ボンドを塗ることになる木端・木口やダボ穴は避けて塗装します。サンドペーパーできれいに磨いてからお好みの塗料で塗りましょう。

塗装の候補としてはこのようなモノですね。より高級感が出ます!

いよいよ組立

さて、いよいよ念願の組立工程です。
まず、コの字型に組み、コーススレッドで固定します。
この時、床に置く側をしっかり壁などに押し付けた状態で、床に置く面の高さをそろえてから、コーススレッドを打ち込んでください。

コーナークランプをお持ちの方はクランプした方がやりやすいですね。

コーススレッドはそれぞれの組付けに対して4か所くらい打てばいいでしょう。

この時、位置がズレて板の厚み部分から外れないように気を付けます。

1x4材の板厚は19mmなので、コーススレッドを打つ側は板の端から10mm弱のあたりの位置に打つことになります。

2.5ミリ程度のドリルで下穴を開けてからビスを打った方が木割れを防げるでしょう。

次に棚板を取り付けます。
※下の図では上の棚板に開けた穴は表現されていません。
一番下の棚板は地面からちょっと浮かせた方が安定します。

また、棚板の高さを変えたい仕様にする場合、棚板はネジ固定せず、棚ダボなどで受けるといいでしょう。

後は前板を取り付け、扉を蝶番で取り付け、扉に取っ手を付ければ完成です!
扉の取っ手(ツマミ)はホームセンターに行くと様々な種類のものがありますので、お気に入りを探してみてください。

また、閉じた扉の安定が気になる場合、マグネットキャッチなどを使うこともご検討ください。

スポンジの貼付と木口の処理

掃除機が収納棚の中で安定するように、硬めのスポンジの塊をカッターナイフでくり抜いて掃除機の形に合わせ、両面テープで棚板(上)に貼り付けます。

家にあるものでうまく代用してもいいですし、手ごろなものがなければ、とりあえず布などを敷いておけば良いかと思います。

また、側板の上側は木口になるので、もし見た目が気になるならこんな風に100均のタイルシートを貼るといいです。
他にも木端テープやフェルトなど、お好みに合わせて工夫してみてください。

重要!取り付けについて!

この掃除機収納棚は本体単独では背が高く、安定性がありません

このまま壁に固定せずに使うと、掃除機を取り出すときや、地震の時などに転倒の危険が大いにあります。

利用の際には壁などへの固定を強く推奨します。

背板や側板から壁に(下地を確認して)直接ネジを打ち込んでもいいですし、L字金具などを使っても良いかと思いますので、転倒対策は十分に行ってください

まとめ

これでハンディ掃除機収納棚が完成です。
製作工程で大事なポイントとしては以下の3点があります。
  • ダボ穴位置のマーキングを慎重に行う。
  • 棚板と底板が側板の中にきちんと納まることを確認する。
  • 扉が本体に納まることを確認する。
ぶっつけ本番が心配でしたら、一旦仮組み(接着剤を使わずに試験的に組み立てること)することをおすすめします。

ダイソンなどのハンディ掃除機は吸いこんだゴミがよく見える構造のものが多いですが、収納棚に保管すれば外からゴミも見えませんし、必要な時に上からすっと取り出せてとても便利です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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